私達のこの催しを通してみんなで語り合いたい



2004年2月29日
愛と癒しのヒーリングコンサートについて


主催者からのお言葉です。(竹内良雄さん)
私達が日常的に聴く音楽とは、かけ離れたサウンドを称して、私は、こう呼びます。”愛と癒しの言葉”と
音楽ではなく、言葉です。そして、不思議にもオペラでもなく、シャンソン風の語りでもなく、ジャズでもなく、
ブルースでも、クラシックでもなく・・・それでいてどこかすがすがしい雰囲気があり、それでいて、引き語り手から発する
優しい言葉があり、また、どことなく、しろうとっぽく、どことなく、おしゃれで、プロの歌手でもなく、なつかしい雰囲気、
お隣のお家の人達と、いつでも語る世間話風でいて、世の中をあざけっているようで、風刺をしたり、嘆いたり、
また大笑いしたり、悲しんだり、全て音楽の要因の中で慈しみ育てられたものです。


”人はどうして、苦しむのでしょうか。何故!?”
”人は何故、生まれてきたのか。誰か本当のことを・・・教えてほしいのです。


そのおおよその答えは、哲学者たちにゆだねるとしても・・・あなたの心の中の無意識のストレスはいつもこう語っているのです。


”どうして、私達は、幸福になれるのに・・・その努力をいつも怠りなくしているのに・・・不幸者なのと・・・”


無意識は、いつも夢の中でたわむれています。


次に私が日ごろ強く思うのは、
主義主張を強く持ちすぎるな!ということです。
私の思いをいくら、歌に込めても反戦運動も芸術性も、何一つ見出せない。だから、愛とは、他社への慈しみです。
といくら声を大にしても、世の中はいっこうに良くはならないのです。
そして、平和をいくらプラカードに持って訴えても、世の中の政治は、何一つ変わってくれない。
なぜなら、行政を変えるのは、選挙民だからです。世界的な市民権を持っても、地球の環境は何ら大きくは、変わらない。
だから私はゆっくりと歩み始めるのです。


”心に歌を。心に花を”です
花を見て美しいと思う人の心を
美しいと思う心のゆとりを持つことを。
帰宅路の暗い寒い夜の星空を。
見上げてごらん。あの月と星々達を


はてしなくロマンと夢を銀河に浮かべたら
一体如何でしょうか

現代人の人々の心の内奥にある。今も忘れ得ぬ、星空へのロマンス。


恋愛する若いカップルの公園のベンチでのささやき、恋人たちの甘いキッス、かたすみで風に揺れる、公園の白い
ブランコ、スイートピーのきれいな小さい花を
誰もが思い出す、若かりし頃のふるさとを
誰も恥ずかしくなる初恋の心を
誰も怒りを持って語る神戸の震災のことを、また9.11のテロのことを。


私も全て経験しました。神戸の街は見事に、9年の歳月を経ました。私のふるさとも今は、活気あふれる所となりました。
大地震の中を走りまわる子供達の心に、あの紅い夕焼け空はなんと美しくも、また、汚くも見えたのでしょうか。
ニューヨークのあの貿易センタービルの2階の飛行機内の乗客達は、今、どこに眠っているのでしょうか。
今も私は忘れもしません。私の高校時代の下宿生の友達だった セイアオヤマさんを。
平和運動の最中にグリーンカードをとって、これからという時に、亡くなったのは、9.11のジャンボ機内での出来事です。
その日以来私は魂の存在を信じることにしました。私にも何か、世界の人達の為に出来る事はないかと・・・
そして気がづいたのです。
ニューヨークの大地にも、こだまする平和と愛と癒しの歌声を口にしようと。
気がついたら、ど素人と私が専門家にボイストレーニングを教わっているのです。気がついたらコンサートホールを
自分で創ったのです。気がついたら、今、2004年皆様の前で、本当にお恥ずかしいことです。
歌をギターを手にし、口にしているのです。
本当に恥ずかしいですけれども、私には何かやらなくてはならない使命感みたいなものがあるのです。
今後出版も致します。CD製作も自主制作映画も全てボランティアの運動のことと思って活動してゆきます。
でも皆さん、くれぐれも忘れないでください。
私(竹内良雄さん)は音楽家でもシナリオライターでもありません。ただ、ひとかけらの愛と癒しの心を持っただけの生命体です。


あのヨハネスブルクでの採択された地球憲章にもあるように、今、私たちの存在は、人間的なものから、コズミック的なものへと大きく変革しています。動物と植物との生態系の一コマとしての人類史です。そこに気がついたのです。だから精一杯、この世の中で、私は、生きとし、生ける者としての、短くもはかない一生を永くかつ、永遠にを合言葉に、ヒーラーとしてだけでなく生きる、悲しむ、嘆く、喜ぶ存在として歌い続けるでありましょう。


最後に、私のつたない公演会にお越しになられた方々の一人一人のご家族に対して、深く、感謝の思いを愛とともに合掌させていただきたいと思います。

2004年2 吉日



CDの紹介
コンサートの音源をCDにしましたのでご紹介いたします。
CDタイトル「ありがとう!お母さん」

曲目
1 ふるさと(1)大地
2 ふるさと(2)母
3 地球の詩
4 冬の朝に
5 魂の詩
6 ピエロの詩
7 人生の春
8 通りゃんせ恋詩
9 子どものこえ
10 未来に羽ばたく
11 最後に・・・ありがとう